株式トレードが自動投資ソフトで儲からない理由

株式トレードを全て全自動で行なってくれる投資ソフトは、世の中に様々なタイプの物が出まわっていますが、 あまりそれらの投資ソフトを使って継続して儲けていると言う話を聞きません。

仮に投資ソフトの運用成績がある程度良かったとしても、まず最初に投資ソフトに高額な費用が発生し、 さらにはソフトのアップデートや、サーバーで動かすタイプの場合は月々のサーバー代やメンテナンス費用・会費などが請求されて、 当然それらは株式売買の手数料や税金とは別にかかるわけですから、それで利益が残ると言うのは相当優秀なソフトじゃ無いと無理です。

また、ちょっと厳しい言い方をすれば、ソフトを真剣に作っている所はひと握りで、 「投資アルゴリズムなんかテキトーで良いんだよ、過去のバックテストだけ儲けてるように見えてりゃ…」と言うソフトだって多いわけです。

そう、彼らは別に弱者を救済したいわけでも、金持ちお応援したいわけでもなく、 ただソフトが売れればOK、出来れば月額費用が徴収出来て収益が長く続けばなおOKと考えているわけです。

そもそも、自動でソフトが投資してくれれば、楽に儲かる、努力もいらない。そういう思考パターンの人が手を出すわけです。 投資についても詳しくないし、ITについても詳しくない、つまり「ソフトが何をしてくれているのか全くわかっていない」のに、 そのシステムへ自分の大切な大切なお金の運命をドンと任せてしまうのは私には怖いと感じるのだが、あなたはいかがだろうか。

例えるなら無人のジェットコースターに乗っているようなもので、 順調な時は良いかも知れないがトラブルが発生した時や、思い通りの動きをしなくなった時、一体誰が助けてくれると言うのだろうか。

百歩譲って「自分は株式投資の初心者だから、自分で投資判断するより機械に任せた方がマシだ」と言うレベルの人が利用するとしても、 どうせ機械か何かに任せっぱなしにするのなら、よく吟味して選んだアクティブ運用の投資信託の方がよほど低コストで済みます。 (アクティブ運用とは積極的に利益を狙う方針の運用の事)

投資ソフトを作る段階で、どのようなアルゴリズムに基づいて投資を行うのかを考えるわけですが、 投資アルゴリズムを考える事が出来る人は、ファンドマネージャのような知識や経験や能力を有していなければならないはずです。 そうでなければ投資ソフトの「脳」を作る事ができないのですから。

ならば、ファンドマネージャが投資をあなたの代わりに行う投資信託も、ファンドマネージャと同等の能力を持った投資ソフトを使うのも、 得られる結果には大差が無いはずです。しかし万が一、投資ソフトの投資アルゴリズムが適当に作られていたとしたら… おそらく得られる結果は悲惨なものになるかと思います。

そもそも、自分自身で投資判断が出来ないような人が投資をするべきでは無い!と言う事は言うまでも無いはずなのですが…。