三菱自動車の燃費データ不正で株価ストップ安に過去10年最安値記録の大暴落

ちょっとショッキングなニュースがありましたね。三菱自動車が燃費データの改竄を行なっていて大問題になっています。ドラマにもなった池井戸潤さんの「下町ロケット」を観た方、読んだ方はわかると思いますが、技術者がデータの改竄をするという事はあってはならない事です。

そのあってはならない事があったわけですから、当然株価は大暴落。投資家は過去10年の中でも最安値を更新するという大損害を被ったわけですね。

ちなみに全くの余談ですが、学生時代に大嫌いだった私の同級生が三菱に入社したのを風の噂で聞いてたんですが、自ら手を下さずとも神は見ていらっしゃるものですね。

ただ、大きな企業ですから当然私と仲の良かった同級生も三菱や関連企業に就職した人がいるので、手放しで「ざまぁwww」などと下品に笑う気にはなれませんが。

で、今回の肝心な話はこれからなのですが、2000年と2004年に三菱自動車はリコール隠しで大問題になっていたわけで、はっきり言って「お父さん、お母さん、子供たち家族皆の命を乗せる機械」である自動車で問題を隠してるようでは企業の信用なんてものはゼロなわけですよ。

例えば2000年にリコール隠しが発覚して、その時に全部の膿を出しきったんなら良いのですが、その舌の根も乾かぬ2004年に再びリコール隠しが発覚するような会社ですよ?

私から言わせればそのような企業に問題発覚後も投資し続けた投資家の考え方がよくわかりません。今度こそ、今度こそは信じる…というような気持ちだったかも知れませんが、自動車メーカーは三菱だけじゃありませんし、どうして三菱自動車の株に投資しようと思ったんでしょうね。

でもまぁ、そういう点が改善されたと信じたとして、過去3年の連結決算を見てみると、売上も利益も右肩上がりで上昇していて、一見するととても良い状態の企業に見えます。これならたしかに三菱自動車に投資してみようと思う投資家がいても不思議はありません。

ですが、かなり以前の話ですがライブドアとか東芝みたいに、決算書は嘘を書く事もできます。(これを粉飾決算と言います)燃費データも嘘を書く事ができます。だから今回みたいな事が起きました。

結局投資の根拠となる数値やデータなど、どれも信用できないものばかりという事なんですよ。

財務状況の良い会社に投資しましょう。とか言ったって、数値やデータを発行している側が嘘をつけば、当然その情報に基づいて株式投資をした場合には失敗するリスクは大きいわけです。

だから、よく巷で言われるような「良い企業の株を持っていれば、いつか株価は上がるはずだ」という理論では、その嘘が見破れない限りはまともな投資は出来ません。

それよりも皆が一斉にiphoneばっかり使うのを見てもわかるように、日本人は流行りモノに乗っかるのが好きなので、新しいサービスや流行るサービスなどを提供している会社に早い段階で投資して、儲かったらさっさと手を引く…という方法の方がよっぽど早くて安全に利益がでます。

ただ、私の投資理念として儲かればなんでも良いというつもりはなく、社会をよりよくしてくれる企業に投資をしたいと思っています。なので投資する企業はよく吟味しなければなりませんが、企業を運営する側の人間が全員社会をよりよくする企業でありたいと思っているとは限りません。

なので、ある程度は投資する企業について調べますが、普通の人はそこで納得してしまうので今回みたいになっちゃいますが、万が一に備えて何かあったときには「安全に逃げられる戦略」を持っているかどうかが投資家としての命運を分けます。

世の中の全員が正直者であってくれれば話は簡単なのですが、実際にはそうでは無いのでタイミングを重視する私のような投資スタイルの方が結局は安全なんですよね。