PSVRでソニーの株価はどうなるか?

PSVRの発売日が発表され、先日予約受付が開始されたわけですが、ソニーの株価への影響はどんな感じなのかを調べてみました。プレイステーションは「ソニー・インタラクティブエンターテイメントLLC」が発売していて、ソニーは親会社ということになるわけですね。

なのでプレイステーションの売れ行きはソニーの株価にも当然影響があるのですが、ソニーはテレビやミュージックプレーヤーなどの製品も扱っているので、PSVRの売れ行き=ソニーの株価とはならないです。

それからPSVRは基本的にPS4を持っている人が新たにPSVRを買い足してゲームを楽しむ機械なので、マーケットサイズはPS4を持っている、またはPS4を買いたいと思っている人の数を超える事はありません。

PSVR専用ソフトで、強烈なシステムセラー(キラーソフト)があればPS4の市場をも拡大させる可能性はありますが、PSVR対応ソフトばかりだと、「別にPSVRなくてもゲーム自体はできるよね」という層は購買につながらないため、今後リリースされるソフトの質が問われます。

ソフトを開発する立場からすると、マーケットサイズが大きいほどありがたいわけです。どういう事かと言うと、例えばあなたがゲームソフトを作るとして、世界で100人しか持っていないゲーム機向けのソフトと、世界で10000人の人が持っているゲーム機向けのソフトでは、どちらが売れるかという話です。

100人しかハードを持っていないゲーム機なら、ゲーム機所有者の50%が購入してもソフト販売数は50本。10000人が持っているゲーム機なら5%の人しか買わなくてもソフト販売数は500本。

ハードがどれだけ優れていても、ソフトがそれに続いて行かなければ意味がありません。

ちなみにPS3が日本で発売されたのは2006年の11月で、その当時のソニーの株価は4800円前後、それからPS4が日本で発売されたのが2014年の2月で、その当時のソニーの株価は1800円前後と大きく値を下げているのがわかります。

PS3は家庭用ゲーム機としては順調に売れましたし、PS4も順調に売れていると思うのですが、やはりソニー全体から見ればゲーム関連商品は1ジャンル、1カテゴリーに過ぎないって事でしょうね。

一応PSVRの発売日が発表されてからは、じわりと株価は上昇しているので、今のところはポジティブな材料である事には違い無いのですが、PSVRが起爆剤となってソニーの株価がボカン!と高騰する…という展開は描きづらいという事です。

なんせソニーの連結決算の情報によると、ソニーの売上は8兆円ですから、1台44980円のPSVRが100万台売れても450億円なので、ソニー全体から言えばインパクトはさほど強烈ではありません。

PS4と同程度の台数が掃ければ相当な数字になりますが、ゲーム機のライバルとも言える任天堂もNXと呼ばれる次世代機を開発中であり、どちらが市場に受け入れられるかで、また風向きも変わって来るでしょうね。

NXの前にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」とUSJと任天堂の提携で株価高騰しましたね。詳しくはポケモンGOで任天堂の株価高騰も完全に乗り遅れた話に書きましたので読んでみてください。