NISAは得なのか損なのか?

今回はNISA(少額投資非課税制度)について、得なのか損なのかと言う話をしたいと思います。 結論から言うと損と言うか「得する人はかなり限られる」と言うのが正確な表現なのでは無いかと私は考えています。

そもそもですね、国が国民(特に平凡な一般市民)の役に立つ制度を積極的に行うわけがなく、 お得そうに見える話は大体得する人が限られているか、他の大きな損する制度の目くらましかの場合が多いんですよね。

低所得の世帯にお金をばらまく制度だって、消費税をアップする時に「貧しい人が苦しくなる」と言う反論を封じ込めるだけの役割でしかありません。

つまりNISAも「わーい、税金が免除されるぞー」と手放しで喜んで利用するよりも、まずは一旦「何か裏があるんじゃないの?」と疑ってかかった方が良いと思います。

NISAの制度を利用して株式投資の利益にかかる税金を免除しようと思ったら、NISA専用の口座を開設してNISA専用の口座で投資をしなければなりません。

ところがNISAはNISA専用口座以外の口座との損益通算が出来ないばかりか、NISA口座内でも損益通算が出来ないと言う事です。

つまり、50万円でA社の株を買い、もう50万円でB社の株を買い、A社は株価が0になり、B社の株価が倍になったと仮定します。 すると、普通なら50万円の利益と50万円の損失を相殺して損益無しのはずが、NISAだと50万円の利益が出ていると見なされるわけですよ。

はっきり言って、こんなアホな制度だれが利用するのか?と思ってしまうほどです。

本当に「国民のため、一般市民のための制度」なのであれば、どう考えてもこんなややこしい非課税制度ではなく、消費税を5%に戻せば済む話です。 要は「あまりわかっていない人」から金を引き出しやすい口実を作るための策だと言う事ですよ。

もちろん条件が自分の投資スタイルに合っている人は最大限利用すれば良いと思いますがね。

株で生計を立てる方法

株式投資だけで生計を立てる方法について話したいと思います。 世の中には株の収益だけで生計を立てている人は沢山います。イメージ的には巨額の金を動かしている印象を抱きがちですが、 コツコツと売買益で食ってる人もいれば、一流企業の大株主で配当だけで高額所得になるような人もいます。

株で生計を立てて行きたいと考える人がやってしまいがちな失敗があって、自分の身の丈に合わない方法だったり、 金持ちでは無いのに金持ちの人の真似をしようとしてしまうとダメなんです。

例えば、先程言ったようにコツコツと株式トレードを繰り返す、いわゆるデイトレーダーとして生きて行こうと思ったら、 株価のチェックが面倒に感じるような性格の人では、苦痛で苦痛でやっていけないですよね。

また、自分の資金量が少ないのに、大口の投資家のように「株を1つ見極めて、長期保有する」なんて悠長な事を言っていては、 日々の家賃や食費はどうするんだと言う話になります。

自分に合った方法をとらないと、いくらその手法が理論的に理に適ったものであったとしても、 苦痛を感じたり、資金繰りに詰まったりして、結局失敗しちゃうって事なんですよ。

他にも「資金10万円で毎月30万円儲けたいです」みたいな、ちょっと現実的とは言い難い願望を抱く人もいますが、 自分自身にそれを成し遂げるだけの策があるのかどうか、もう一度冷静になって考えてみる必要があります。

他にも自動投資ソフトのような物を使って利益を出して、その収益で生計を立てようと考えるのも危険です。

昔からカーブフィッティングと言って、過去のバックテストでは優秀な投資成績を上げているように見えるソフトを作る手法があり、 ソフトが開発されて以降の投資成績は振るわないなんて話は業界内に掃いて捨てるほど耳にします。

それに、投資ソフトの内部でどのようなアルゴリズムに従って投資しているのかが利用者にはわからないのが普通ですから、 時代が変わり投資ソフトが通用しなくなった場合に、一時的なスランプなのか使い物にならなくなったのかの判断が利用者には出来ないわけです。

そんな理由で、株で生計を立てるには「株で継続して利益を出し続ける知識」と「その知識と自分の環境にマッチした現実的なプラン」が必要不可欠なんですよね。

そして、株で継続して利益を出し続ける方法と一言で言っても、実にその方法はバラエティに富んでいて、 人によっては損切りをしろと言ったり、損切りをするなと言ったり、分散投資しろと言ったり集中投資しろと言ったり矛盾している事も多く、 株式投資初心者の人は一体何を信じれば良いのかわからなくなります。

しかし、考え方や教えに矛盾があっても、それはどちらも間違ってはいない場合が多いんです。

投資のやり方は個人個人によって様々なタイプがあり、その人の性格や求める結果に応じて適切な方法をチョイスして行かなければなりません。 どこの会社の株を買うかを考える前に、自分に適した投資の方法を理解する事が重要なんですよね。

その為には、世の中にはどんなタイプの投資法があるのかを学ぶ必要があります。 その中で自分が正しいと感じるもの、ストレスを感じないもの、適切だと思えるものをチョイスしていけば良いんですね。

学校のテスト問題と違って、正解は1つではありません。

不動産投資するより、不動産で儲けてる会社の株を買った方が早い話

お金持ちの人が書いた本を読んで、よし!自分もお金持ちになるぞ!と考える人は多いですが、 本に書かれた内容をちゃんと正しく理解できている人は意外と少ないのかも知れません。

とあるインターネット上のコミュニティでは「金持ち父さんの本に、まず自分への支払いを優先させろ」と書いてあったので、 給料日にはまっさきに自分にご褒美を与えています。と言っている人がいました。

しかし、あの本の言っている「自分への支払い」と言うのは「普段頑張っている自分への、ちょっとしたご褒美」では無く、 「自分が将来収入を増やす為のスキルアップにつながる教育プログラム」や「収益を生み出す投資」に優先的に金を払えと言う事です。

また、投資イコール株やFXでのトレードだと思っている人が多いですが、株やFXのトレードだけで金持ちになった人はほんのひと握りです。 世界中の金持ちの人をよく観察してみると、株やFXのトレードはしていないけど、不動産を持っているお金持ちは沢山います。

と、言うか殆どの金持ちは不動産かビジネスのいずれか、又は両方で儲けています。

でも、日本の普通の家庭に生まれて、普通にサラリーマンをしているような人に「不動産投資」と言ってもピンと来ないのが当たり前ですよね。

アメリカのマクドナルド創始者レイ・クロックが学生たちに「私の本業は何だと思うかね」と訪ね、 「あなたがハンバーガーを売っている事は皆知っていますよ」と答えた学生に向かって「違う、私の本業は不動産業だ」と話したエピソードは有名です。

マクドナルドはハンバーガーを売っているように見えますが、山奥や人里離れた場所には店舗を設けません。 たくさん腹の減った人のいる場所、つまりは「ハンバーガーが確実に売れるであろう不動産」を見つける事がマクドナルド創始者レイ・クロックの本業だと言う事です。

日本のコンビニエンスストアも、一部の例外的な店舗を除くと、基本的には交差点の角地にしか店舗を設置していません。 これも先ほどのマクドナルドの話に通ずるものがあるように思います。

考えてみれば当たり前の話なのですが、人間は水や空気・それに食べ物が無ければ生きてはいけませんが、 地面がなければそのどれもが存在出来ないと考えれば、不動産の偉大さに気づけますよね。

さて、お金持ちの人の書いた本を読むと、金持ちになる近道は「不動産投資」を成功させる事にあると遅かれ早かれ気付きますが、 学校で不動産に対する教育を受けたわけでも無い普通の人が、生半可な知識で不動産投資をスタートしようとしても失敗する事が殆どです。

なぜかと言うと、そんな素人が簡単に収益を生めるような物件なら、もっと不動産投資の嗅覚に長けた連中が放っておかないからです。

そんな連中よりも早く有益な物件を入手するのは簡単な話ではありませんし、そういう連中が見向きもしないような物件はひと癖もふた癖もあって、 初心者が手を出せるような物件では無い事が殆どです。

そこで、たくさんの初心者から小口の金を集めて、大きな不動産投資をしようと言うコンセプトで生まれたのが不動産投資信託のREIT(リート)です。

REITのファンドマネージャーに金を渡しておけば、勝手に不動産投資をやってくれて金が増える…はずなのですが、 実際にはそうなっていないケースが多々あります。

しかし、その一方で会社自体は地味でありながら、レイ・クロックのマクドナルドと同じように不動産などのロケーションビジネスで 細く長く安定した利益を計上している上場企業が日本にもあります。

なぜ、REITに出来ない事が企業だと出来るのかと言うと、不動産の値上がり益も狙っているREITと比べ、 自社の所有している不動産を安定した賃料で貸し出す事に重点を置くビジネスモデルなら、爆発的な儲けもあり得ない代わりに、毎年の売上は安定するのが普通です。

資金力も知識も経験も無い不動産投資初心者が、いきなり物件を探して交渉して、銀行でローンを組んで不動産投資を始めるのはかなりハードルが高いですが、 不動産投資で儲けている会社の株を買う事は随分簡単です。

自分の名義でローンを組んで購入した不動産物件は、途中で「投資やーめた」と言うのが難しい場合も多いですが、 買った株を売却するのは不動産自体を売る事に比べれば撤退リスクは非常に小さいと言えます。

間違っても、この記事を読んで「マクドナルドの株を買えば良いのね!」などと間違った解釈をされないでくださいね。 あと、いずれにしても自分の詳しい分野の企業に投資すると言う基本は忘れないでください。

株式投資に正解は1つとは限りません。